SiTE-Scopeのバージョンアップ情報

・3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)(構造物工編)出来ばえ評価に対応

出来形管理要領(案)第13編 構造物工(橋脚・橋台)の一部に対応しました。
構造物の点群データおよびIFCファイル等の3次元設計データを取込み、構造物の各面毎にグリッドを作成して出来ばえ評価を行います。
構造物の点群データと設計データの各面との垂直離れの差についての算出結果及び分布図を表示し、出来ばえ評価資料としてビューアファイルを出力が可能です。
算出に使用するグリッドサイズは10cmを標準としていますが任意に変更する事も可能です。

・「ホーム」タブの「点群取込」/「IFC取込」からそれぞれポイントデータおよびIFCファイルを取込む
・「出来形管理」タブの「出来ばえグリッド作成」をクリックし、構造物の各面毎にグリッドを作成・登録
・「出来形管理」タブの「出来ばえ評価」をクリックし、コマンドプロパティより、作成したグリッド/設計データ/点群データを選択し、「評価・登録」ボタンをクリック
・評価結果は表示レイヤツリーの「出来形」/「出来ばえ」にグリッドごとに登録されます。

・3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)(構造物工編)出来形計測に対応

構造物の点群データを垂直指定、水平(標高)指定、面指定で断面抽出機能を新たに搭載しました。
また、抽出した点群断面にばらつきがある場合には、新たに追加した補助線機能(近似直線、円)を活用し、補助線からの法線寸法など構造物の計測に必要な寸法コマンドを追加搭載しました。

・「断面抽出」/「スライス」
・コマンドプロパティにて基準設定を選択
・断面確認プレビューにて、構造物に対する補助線、寸法線の描画計測

・IFCファイルが取込に対応

IFCファイルを取込み、点群データに重ね合わせて表示できるようになりました。
構造物工の「出来ばえ評価」にも用いることができます。

・「ホーム」タブの「IFC取込」をクリック
・ファイル選択の別画面が起動しますので、IFCファイルを選択し、開くボタンをクリック

・モバイル端末等を用いた計測技術の精度確認試験実施手順書及び試験結果報告書の座標系を測量座標系に対応

「快測Scan取込」の点群データにおける以下の帳票出力において、測量座標系に対応しました。
・モバイル端末等を用いた計測技術の精度確認試験実施手順書及び試験結果報告書

・「快測Scan取込」および座標変換を実施
・表示レイヤツリーを選択し、ツリープロパティの「帳票出力座標系」にて測量座標系を選択
・「帳票出力」ボタンをクリックすると、測量座標系でのXYの並びで帳票出力されます

・断面抽出のスライスにて抽出された点群における不要点の範囲削除に対応

断面抽出/スライスにて、2点指示や折れ点等の基準線を設定し断面厚さ(許容範囲)を設定する事で、基準線に沿った断面をシームレスに抽出が可能でしたが、抽出した断面において不要な点群を範囲削除する機能を搭載しました。
これにより不要点除去作業がより精度よくできるようになりました。

・「断面抽出」タブから、「スライス」を選択
・コマンドプロパティにて、基準設定(モード)を選択し、点群上にて基準線を設定
・抽出された断面にて、削除コマンドを起動し、不要点の削除を実施

・点群を断面抽出した確認画面にて、座標データ表示に対応

断面抽出した断面確認プレビュー画面に、点群と合わせて事前に読込んだ座標を表示する事が出来るようになりました。
これにより点群と座標を組み合わせた現況横断データを容易に作成することができます。

・「ホーム」タブより、座標ファイルを読込み ※道路端部等の座標値など
・「断面抽出」タブから「点群抽出」を選択
・コマンドプロパティにて、左右幅等を設定後、「抽出実行」
・断面確認プレビュー画面に点群と座標値が表示されますので、編集/簡易編集にて現況地盤面を調整し、コマンドプロパティの現況SIMA出力
・出力された現況SIMAファイルを他ソフトに読込みが可能

・近傍点での点群抽出に対応

「断面抽出」/「点群抽出」の抽出方式として近傍点で抽出できるようになりました。
近傍点とは、任意のピッチ間隔を指定し、指定したピッチ付近にある点群より座標値を抽出します。

・「断面抽出」タブから、「点群抽出」コマンドを選択
・コマンドプロパティの選択方式から「近傍点」を選択
・許容誤差(断面厚さ)やピッチ、近傍点範囲を設定後に抽出実行
・抽出された断面について、コマンドプロパティより現況SIMA出力が可能

・最頻値での点群抽出に対応

「断面抽出」/「点群抽出」の抽出方式として最頻値で抽出できるようになりました。
最頻値とは、任意のピッチ間にある点群において最も多く存在する値(Z)を抽出する機能です。
抽出方法として、ピッチ側、センター側が選択可能です。

・「断面抽出」タブから、「点群抽出」コマンドを選択
・コマンドプロパティの選択方式から「最頻値」を選択
・許容誤差(断面厚さ)やピッチ、抽出方法を設定後に抽出実行
・抽出された断面について、コマンドプロパティより現況SIMA出力が可能

・デキスパート出力のアイコン変更

・施工Revoデータ出力コマンドを削除

・点群抽出で構成点(設計面)のサーチ時の横断距離と水平距離が誤った値で表示される現象を修正

・帳票出力(点高法、快測Scan取込データ)を行う時、特定の環境(ユーザー名に半角スペース含むなど)によって帳票出力画面が出てこない現象に対応

最新バージョン
9.10.00
最新リリース日
2024.10.28

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