2024年04月23日
・転石管理等に活用できるボクセル体積計算機能を搭載
快測Scanでは体積計算機能として点高法による計算に対応しておりました。
しかし点高法では、真上から点群を見て二重に点群が重なるような転石などの空間体積を計算することができませんでした。
ボクセル体積計算では指定した範囲内の点群を使って空間体積を計算します。
・[エディットモード]→[計算]→[ボクセル計算]アイコンをタップ
・計測したい領域を範囲指定
・グリッド間隔を設定し、[計算実行]をタップ
・計算された体積を確認
・体積計算時の点群密度間隔とグリッド間隔をより細かく設定できるように対応
これまでは体積計算時の点群密度間隔とグリッド間隔は、最小でも0.05mまでしか細かく設定することができませんでした。
データ量にもよりますが、バージョンアップにより最小で0.01mまで細かく設定することができます。
より小さなスキャンデータや細部まで細かく体積を計算したいケースに対応できるようになります。
・体積計算機能において計算結果の単位を変更できるように対応
従来のm3の単位に加え、cm3、L、cL、mLの単位に切り替えが可能です。
小さなスキャンデータで少量の体積の場合、単位を変更することでより細かな桁まで数値を確認することができます。
・よりスムーズにスキャンが実施できるように対応
スキャン設定の計測間隔で0秒が設定できるようになりデフォルトの設定になっています。
スキャン中のカクつきが減り、より滑らかなスキャンが可能です。
・点群のGPUでの描画に対応
点群の描画をGPUで行うように対応し、描画処理を高速化します。
・点の重なりを抑制する設定を搭載
スキャンを実施したときに同じ箇所を計測してしまうと点群の重なりが発生しやすいです。
一度計測した箇所は重複して計測しないように、点の重なりを抑制する設定を搭載します。
※設定は初期値ではオフになっています。
・[スキャンモード]→[設定]→[スキャン設定]をタップ
・[点群密度]タブで[点の重なりを抑制する]にチェックする
・スキャン設定画面を改良
スキャン設定画面を「計測」タブと「点群密度」タブに分類し、設定項目をわかりやすく改良します。