2023年09月26日
・【Std版/Adv版 共通】対辺測定機能を搭載
新機能として『対辺測定』機能を搭載。
2点間の水平距離・斜距離・高低差・勾配・法勾配をすぐに計算することができます。
対辺とする2点は、その場で測定した座標値でも、すでに登録済みの座標値からでも利用できます。
・[観測]→[対辺測定]アイコンをタップ
・1点目と2点目を「測定」するか、または「LIST」「MAP」から選択する
・計算された結果を確認
・【Std版/Adv版 共通】QRコードを使って座標データを他の快測ナビ端末に共有する機能を搭載
QRコードを使って座標データを簡単に他の快測ナビに共有する機能を搭載しました。
「A端で計測した座標値を、B端末の快測ナビでも使いたい」というケースで、画面表示を見ながら座標値を手入力するようなケースがあるかと思います。
このようなケースの手間はミスを無くすための機能です。
1点ずつですが、A端末でQRコードを表示し、B端末でQRコードを読み込むことで、座標値の共有ができるようになりました。
・A端末で[データ管理]→[座標データ管理]をタップ
・共有したい座標データを選択し、[QR]→[QR表示]をタップしてQRを表示
・B端末で[データ管理]→[座標データ管理]をタップ
・[QR]→[QR読取]をタップし、A端末に表示されたQRコードを映し、認識したら[OK]をタップ
・【Std版/Adv版 共通】SiTECH 3Dで入力した横断のコメントを閲覧できるように対応
SiTECH 3Dで3D施工データを作成するときに、横断測点に対して自由にコメント情報を入力できます。
快測ナビに「快測ナビデータパッケージ(.kspg)」でデータを取り込んだ場合に限り、コメント情報を閲覧できるようになりました。
「設計データ確認」の「横断形状」や、「どこでも丁張」など既定断面の選択画面では、測点名に加えてコメントも確認できます。
また快測ナビも右上の[メインメニュー(Kアイコン)]→[測点情報(コメント)]で一覧表で確認も可能です。
・【Std版/Adv版 共通】横断データの勾配を考慮し、しきい値に応じて任意断面の計算をするように対応
快測ナビのどこでもナビやどこでも丁張など、現在位置の任意断面データは3D施工データに横断データに応じて計算されています。
これまでのVer6.91.01以下では、任意断面の標高計算は前後の断面の比高と水平長から計算されていました。
Ver6.95.00以上の快測ナビの任意断面は、SiTECH 3Dと同様の計算とし、横断データの勾配に応じて、標高の計算方法が変わります。
[設定・制限]→[制限]→[任意断面計算しきい値設定]にて、計算のしきい値を設定可能です。初期値は±15%です。
・横断データの勾配がしきい値範囲内の場合:勾配(%)と水平長から標高を計算
・横断データの勾配がしきい値範囲外の場合:比高と水平長から標高を計算
※バージョンアップにより、快測ナビに作成済みの工事データもしきい値は初期値の±15%となります。
バージョンアップ前と同じ任意断面計算としたい方は、[任意断面計算しきい値設定]を0%にしてください。
0%にすることで、すべて比高と水平長から標高を計算させることができます。
・【Std版/Adv版 共通】快測ナビの革新的なオススメ機能をまとめた『ベスト10』メニューを搭載
全国のユーザー様からご好評いただいている、快測ナビの革新的なオススメ機能をまとめた、『ベスト10』メニューを搭載しました。
快測ナビのホーム画面の『ベスト10』をタップすると、オススメ機能でよく使われる機能のショートカットが配置されています。
『どこでもナビ』や『どこでも丁張』など、ホーム画面からすぐに機能に入ることができます。
※これまでホーム画面にあった『CAD View』はツールバーのCADアイコンから呼び出すことができます。
・【Std版/Adv版 共通】器械と通信しなくてもCAD測設に利用するCAD図面を設定できるように対応
これまでは[CAD測設]→[MAP]に入ってから、CAD測設に利用する図面を設定することができました。
このため事前に事務所でCAD測設用の図面を設定したくても、器械との通信が必要となっていました。
新たにツールバーの[CAD]アイコンから[CAD切り替え(CAD測設)]にて、CAD測設に利用する図面を設定・切り替えできます。
・[CAD]→[CAD切り替え(CAD測設)]アイコンをタップ
・【Std版/Adv版 共通】路線選択画面のマップにて選択中の路線を赤太線にして見やすいように改良
・【Std版/Adv版 共通】[設計データ確認]の[平面線形]にて平面ビューの背景にCAD図面を表示するように改良
・【Std版/Adv版 共通】[どこでもナビ][どこでも丁張][どこでも構造物]機能において、タフブックのハードキーA2ボタンで追尾停止/プリズムサーチをできるように対応
・【Std版/Adv版 共通】レベル観測にて測定中に通信を切断した場合、振動を停止するように修正
・【Std版/Adv版 共通】放射観測のマップ画面において、放射観測で記録した点は必ず表示するように修正
これまでは座標データの絞り込みが影響している箇所があり、属性の絞り込み状態によっては記録した点がマップに表示されていませんでした。