SiTE-Scopeのバージョンアップ情報

・作図機能およびCAD図面出力機能を新たに搭載

点群やオルソ画像上に簡易的な線分や多角形、円弧などの作図機能を搭載しました。
点群から平面図を作成したり、取り込んだオルソ画像上の道路のひび割れや区画線の管理など、図面が無い現場の補助機能として活用が可能です。
作図した要素は2Dおよび3DのCAD図面として出力が可能です。

・「作図」タブ/「線」「線(長さ指定)」「矩形」「多角形」「多角形(任意)」「円」「円弧」「図面データ出力」を追加


・要素描画後に右クック「確定」もしくはコマンドプロパティの「図形登録」ボタンをクリック
・「図面データ出力」は、コマンドプロパティにて図面の種類を「2D」「3D」を選択
・縮尺合わせ座標用の座標値の描画の有無を選択

・等高線をCAD図面として出力できるように対応

点群から計測した等高線を2Dもしくは3DのCAD図面として出力できるように対応します。
これにより排水方向などの検討がより分かりやすく実施することが可能になります。

・「断面抽出」タブ/「等高線作成」、コマンドプロパティにて各種設定後に「計算」をクリック
・コマンドプロパティの図面の種類、出力データ、縮尺合わせ座標の設定後に「等高線出力(DWG/DXF)」をクリック

・作図機能搭載及び計測機能の強化にともない「サーチ詳細設定」を拡充

作図機能の搭載および計測機能の強化に伴い、「サーチ詳細設定」を拡充します。
タイプを10種類、要素を5種類に拡充。
また、メイン画面左下のスナップ設定をINNOSiTEシリーズの他のソフトと統一化を図りました。

・右クリック/「サーチ詳細設定」
・必要項目にチェック

・リボンテープ計測に対応

点群に沿ったリボンテープ計測が可能になります。
始点、終点または中間点を点群上で指定し、コマンドプロパティにて許容誤差やピッチなどの詳細な設定が可能です。

・「計測」タブ/「リボンテープ」
・コマンドプロパティにおいて、表示形式や計算方法、許容誤差やピッチ等を設定し、点群上から計測点を指定
・コマンドプロパティの「計測結果登録」

・オルソ画像の取込に対応

位置情報付きのオルソ画像の読込みに対応します。
点群のみならず、画像を重ね合わせて表示することにより、より現況地盤面が明確に視認することが期待できます。
この画像は、色の無い点群への彩色コマンドや画像上への作図機能で活用ができます。

・「ホーム」/「オルソ画像読込」
・コマンドプロパティの「画像読込」からファイルを選択し、ソフト内に取り込み
・画像標高値を設定後に「画像登録」

・オルソ画像から点群に彩色できるように対応

無色の点群に対して、読み込んだオルソ画像から彩色することができるようになります。

・「点群編集」タブ/「点群彩色」
・コマンドプロパティの「参照画像」からファイルを選択し、画像位置を設定後に、「彩色」をクリック

・出来ばえ評価の帳票出力に対応

構造物等の出来ばえ評価結果について、帳票出力に対応します。

・表示レイヤツリーから、出力したい出来ばえ評価結果を選択
・ツリープロパティの「帳票出力」をクリックし、出力するデータを再度確認
・背景等が不要な場合は、「対象モデルのみ表示」にチェックを付け「OK」をクリック
・印刷プレビューから「出来ばえ管理表」「ヒートマップ図」の出力

・点群密度チェック結果の帳票に対応

点群密度チェックした結果を帳票化して出力できるようになります。

・「点群編集」タブ/「密度チェック」
・コマンドプロパティの「チェック」ボタンをクリック/「帳票出力」ボタンをクリック

・2次元の路線データを現況地盤面(点群)に沿わせた3次元表示変換に対応

外部から取り込んだ2次元の平面線形ファイル(fld)や線形三角網で作成した高さ情報の無い平面路線データにおいて、
計算ピッチごとに点群から高さを抽出して付与することが可能となります。

・「表示レイヤツリー」にて線形データを選択
・ツリープロパティの「線形高さ付与」をクリックし、標高計算半径に値を入力後に「縦断計算」を実施
・既に表示されている2次元線形の表示をツリープロパティの「更新」ボタンをクリックすることで、描画が変更

・計測した座標について、一覧表を強化

計測した座標値について、座標一覧表から測点名の変更が可能になり、さらに測点名2が追加できるようになります。
座標登録した座標は、点群上に表示される測点名も測点名1と測点名2の両方を表示することが可能です。
測点名2をコメントとして活用することも可能です。

・「計測」タブ(右クリック「計測」)/「座標」
・点群から任意位置の座標を計測
・コマンドプロパティの「座標登録」
・表示レイヤツリーの「座標計測結果ー計測点」を選択し、右クリックの座標一覧を選択
・測点名1および測点名2を修正および点名(コメント等)を追加
・測点名2の表示のあり/なしを選択

・座標計測コマンドの仕様を変更

連続して行った計測座標を登録する際に、コマンドプロパティの「座標登録」ボタンをクリックし登録が完了すると、新たなグループで計測が開始されるように変更します。

・「計測」タブ(右クリック「計測」)/「座標」
・点群より座標を計測し、コマンドプロパティの「座標登録」をクリック
・登録済みの座標一覧はクリアされ、新たな座標一覧表が起動

・Las形式の点群ファイルを読込む際に、数学座標系と測量座標系を入れ替えての取込に対応

Las形式の点群ファイルを読込む際に、数学座標系と測量座標系を入れ替えて取込みできるようになります。

・「システム設定」/「点群」タブ/「LASファイル取込時のXY座標入れ替えを有効にする」にチェック

・範囲削除のDL選択において、点群からZ値を取得に対応

「範囲削除」のDL選択において、点群からZ値を取得に対応します。

「範囲削除」/「DL選択」/点群の高さを指定したい点をクリック(コマンドプロパティのDL値欄に値が取得されます

・快測Scan取込で取り込んだ点群に紐づく標定点・検証点の出力に対応

「快測Scan取込」から取り込んだ評定点・検証点の座標値の外部ファイル出力に対応します。
これにより、電子納品の成果品としてのファイル出力が容易にできるようになります。

「快測Scan取込」/点群と評定点および検証点を読込
表示レイヤツリーから出力したい点群をを選択し、コマンドプロパティの「座標一覧」ボタンをクリック
「座標登録」を実施
ツリープロパティの「座標データ出力(CSV)」もしくは「座標データ出力(SIMA)」から出力

・点群の「色設定」において、「標高」を選択した際に全ての点群をまとめて段彩表示をするように初期値を変更

・ソフト終了時のネット認証解除フローを改善

ソフト終了時のネット認証解除フローを改善します。
認証管理の「終了時に認証解除の確認メッセージを表示する」を有効にした場合、ソフト終了時にネット認証を解除できるようになりました。

・[ヘルプ]タブ→[認証管理]をクリック
・「終了時に認証解除の確認メッセージを表示する」にチェックを付けて、[OK]をクリック
・ソフトを終了する
・「認証を解除しますか?」というメッセージが表示されるので[OK]をクリック

最新バージョン
9.10.00
最新リリース日
2024.10.28

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